スマホ専用サイトとレスポンシブについて再考する
昨年あたりからレスポンシブデザインのサイトも増え、しーぼーデザインでも強くプッシュしてきた。
リニューアル、新規を含めレスポンシブデザインを実践してきた。
だが、実際に作ってみるとお客様から予想外の反応が…
結構、多かったのがメニューが「わかりづらい」だった。
PCサイトの場合はナビゲーションバーが横並びか縦並びにドーンっと表示されてるが、スマホサイトでコンテンツが多いとスライドダウン式、いわゆるドロワーにするパターンが多いので、一発目に表示された時にメニューの場所がわからなという声が聞かれた。
普段からスマホでサイトを見てたりとかスマホアプリを使用している人にはメニューボタンを押してドロワーメニューが開くという一連の流れは当たり前となっているが、スマホを使い慣れてない人からすると使いづらいそうだ。
そもそも、スマホでサイトを見る人の大半は使い慣れてる人なんだと思うけど…
そういう視点から、有名企業等のサイトを見てみるとレスポンシブを使わず、スマホ特化のレイアウトでドロワーメニュー以外にも親切にバナーボタンやナビボタンを置いてある(主要コンテンツのみ)ケースが多く見られた。
傾向として、対象の年齢が若目だとドロワーメニュー一発勝負的なところがあるが、老若男女や年齢層が高めなサイトはドロワー+ボタン等のメニューが多く感じた。
欧米系のサイトや欧米系の企業の日本支社みたいな(Appleとか)サイトはドロワー一発が多いようだ。
やはり、ターゲットや業種によってスマホ専用サイトとレスポンシブを使い分けた方が良さそうだ。
クライアントさんのスマホ熟練度にも影響されるかもしれないけど…(汗)
自分はあまりにも”作り手目線の過剰な親切”というのは好きではないのだが…
しかし、こと日本においてはニーズがあるので、2段メニュー採用のスマホ専用サイトも並行してオススメしていこうと思う。